~きっと人生はどこかで繋がっている~ 阪急電車 有川浩
目次
- あらすじ
- きっと人生はどこかで繋がっている
- まとめ
[1.あらすじ]
片道15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせた乗客の人生が少しず交差し、それぞれの物語が作られていく。恋の始まり、別れの兆し、途中下車、人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない路線を走ってく。
阪急電車 あらすじより
[2.きっと人生はどこかで繋がっている]
この本の一つ一つの物語は、それそれの人生が少しずつ交差し物語が作られる。それぞれの人生に起こった出来事がきっかけでその周りの人の人生にも変化を起こす。
私たちの日常でも同じ事は起こりうる。もし、あのとき声をかけたら、落とし物を拾っていなかったら、あの場所に行ったから、一つ一つ人生の中の選択が自分の人生にも、行動を起こすことで関わる人々の人生にも影響する。私たちは日々の中で気付かない内に多くの選択をしている。その一つ一つには正解はなく、いろんな選択肢の中で選んだ人生が物語として創られていく。選択をしなかった方の人生もある中で、私たちは選択をしたものの中で作られていく。
日々意識はしていないが、今選んでいる行動も日々を作っていく選択なのである。その選択はきっとどこかで、自分で分かる形であってもなくても、いつになるかもわからないけれど少しずつの変化に関わるだろう。
[3.まとめ]
この物語のように私たちの日々もいろんな選択の中で、楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、悔しいこと、いろんな出来事が作られていく。その一つ一つには正解はなく、選んだそれがその人の物語なのである。
毎日の何気ない行動がどこかで繋がりどこかで影響している。そんな事を考えたくなる本だ。
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