ほんわか本読み

本好きのブログ始めました。生きづらさを少しだけ軽くしてくれる本を紹介します。初心者ですがよろしくお願いします!

オススメ本紹介:眠れぬ夜はケーキを焼いて(1)

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 この本はマンガエッセイで、ツイッターで発信されていたところからとても好きな雰囲気で思わず購入してしまった。

 

 作中の、昔から生活サイクルが狂いやすく一日を無駄にしてしまい、その不甲斐なさを何か作ることで生まれる達成感で打ち消そうとしている。というところにとても共感した。作者、午後さんはこれを料理をすることで解消している。

 

 私も一日に充実感がない日はつい何か一つでも出来ないかと試みて、結局何もできないまま夜更かしコースになってしまうことが良くある。一日の達成感を取り戻すために意味の無い夜更かしをしてしまうのである。

そんな私にうってつけだったのが午後さんが夜中に作る料理の数々だ。

作中には午後さんならではの温かい言葉と、思い立ったら簡単に作りやすいレシピがともに載っている。

 

 特に「雨が好きだ 家も人も 木も虫も 全てが平等に濡れて 街が煙る

    糸のような水は時折きらめき 水面から差し込む光のシャワーのよう

    こうして空を見上げていると いつの間にか海底にひっそり佇む 

    1人と1匹(飼われている猫)になってしまう」

 

 という表現が好きだ。今まで自分が雨に感じる1人を上手く言語化してもらえたような気持ちになる。雨は気持ちが沈むこともあるが、なんだかゆっくりと時間が過ごせるような、1人でだらだらすることも許してもらえるようなそんな日に感じている。その反面、1人でいると無性に孤独を感じたりもするのだ。

 午後さんの言葉は、詩的な表現をされているものも多く、抽象的な上手く言葉に出来ないような日常を色づけるようなものが多いなと感じる。さらに言葉の1つ1つはなぜか心にすっと入り、温かく解けていくようなものが多い。

 

 午後さんの言葉とその物語にでで来るレシピをぜひともに楽しんで見てほしい。

 

書店紹介:京都 恵文社 一乗寺店へ行って

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 こんにちは、ほんわかです。

 今日は、恵文社 一乗寺店へ行ったレポートです。  

恵文社は、京都駅から電車を乗り継ぎ30分ほどのところにある書店です。

 京都の路地を入り、一目見るとおとぎ話の世界に入り込んだようなメルヘンな雰囲気がある書店です。本好きならすぐに気にいると思います。

 

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 そしてこの書店の最大の魅力が、店内の本はスタッフさんが厳選した様々なジャンルの本が並べられている事です。一般的な書店ではないような珍しいジャンルの本や取り寄せないとなかなか手に入らない本まで多くの種類が取り揃えられています。一度訪れると朝から晩までいられるほど見どころがあり、隅々まで本を探したくなるような場所です。

 また、期間限定でアトリエや雑貨展示などアーティストの方の展示や販売もあるところもとても良いです。

本好きの方はもちろん本にあまり興味が持てないと思っている方でも書店の雰囲気の良さや多様なジャンルの本が置いてある事から、誰でも楽しめる書店だと思いました。ぜひ一度訪れてみて下さい!

 

オススメ本紹介:あやうく一生懸命生きるところだった 

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「あやうく一生懸命生きるところだった」、この本はタイトルを目にして衝動買いしていた。一生懸命生きる事をモットーしていた私はクソ真面目に生きる事に疲れてダウンしていたとこだったからだ。

 

 「あと10分我慢して登れば山頂だと言われてひぃひぃ登ったのに、10分たっても頂上は現れなかった。もう少しだよ、本当にここからあと10分だから・・・

ここまで登ってきたついでにもう少し登ってみることもできる。必死に登り続ければ何か見えてくるかもしれない。でも、もう疲れた。気力も体力も底をついた。チクショウ、もう限界だ」

 

 

 から始まるエッセイを手にし救われた気分になった。なぜなら、世に出回っているいわゆる自己啓発本は限界突破、継続することに意義があるなど努力を続けて、しんどい思いをした分、成功や幸せが手に入るといったものが今までは多かったからだ。

 限界を超えて頑張っているのに幸せは見えず、しかし手にするには結局ひたすら頑張り続けないといけないのかと休みなくゴールが見えない果てしない道にいわば絶望すら覚えた現状に希望をもたらしてくれた本でもある。

 続けることを美徳とするような世の中、続けるための忍耐、努力は幾度となく学んできたが、途中で諦める技術は学んで来なかった。時間や労力をかけてやってきたものを手放す勇気が無い代わりに続ける事を選ぶ。世は絶賛する評価をする人も多いだろう。しかし、それは本当の幸せだろうか。我慢して続けたことによって早く辞めれば良かったと大損をすることもある。賢明に生きるためには時には潔く諦め、吹っ切り、次に進む勇気も必要だと教えられた。

 また、良いところで就職し、結婚し、子供を産んでが幸せの象徴としているように、いい歳をしてふらふらしたり遊んでいると、そこから外れたように外部からの心配や批判を浴びる事がある。これが幸せだと誰もが失敗したくない成功を夢見てそこで生きたい。だが、正解の人生なんて何一つない、また失敗の人生も何一つない。自分で思う幸せは人の数だけあり、その人の心の中にしか正解は無いのである。

 この本は、頑張ることもヨシ、休むこと楽をすることも大成功だと全てを肯定し、どんな生き方であってもいいんだよと教えてくれる。この本を期に自分の幸せとは、人生とはを考えるきっかけになった。

 

 

 

初めて出会って感動した〜梅田蔦屋書店〜

 

 梅田蔦屋書店は、数ある書店の中でも訪れて感動した書店の一つです。

 

 来店すると360度ぐるっと本棚で囲まれた本好きなら絶句するほどオシャレな店内になっています。そんな梅田蔦屋書店の魅力をお伝えします!

 

 魅力一つ目は、特に一押しで併設されたスターバックスを利用すると店内の購入前の本全てが読み放題な事です!店内でゆっくり座り、のんびり本を読むのもよし、Wi-Fi環境やコンセント設備もあり、作業しながらの利用もオススメです。

 

 魅力二つ目が、選書の良さです。店内には最新刊は常に揃っているのに加えて、展示も工夫がされておりテーマに合わせて本が並べられているコーナーもあるのでさらに興味がそそられます。毎回訪れると三冊は購入してきてしまいます笑

 

 魅力三つ目は、本に関連する雑貨等も販売されているところです。季節ものの商品や子どもが遊べるおもちゃなど展示本に関連した商品も置かれているのでついつい手に取ってしまいたくなります。

 

 まだまだたくさんありますが、他の良さは実際に行って確かめてみて下さい!

 

このブログについて〜本や書店の紹介〜

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 はじめまして!

 ほんわかと言います。

 いつか本を紹介するブログを立ち上げたいなと考えており、やっと立ち上げる決心ができました。

 

 私は、物心がついた頃から本好きで年々読んだ本が多くなるにつれ、今まで読んだ本の感想を言い合ったり、おすすめの本を紹介し合ったり、自分の本好きを発信したいなと思っていました。そこで本ブログを立ち上げることにしました。

 

 このブログでは……

 

・おすすめ本の紹介 

・書店紹介 

を主にしたいと考えています。その他趣味や日常生活の記録等も載せる事があると思います。

 

 ブログ初心者ですが、本好きの方と交流したり、新たな本との出会いに期待したりしたいと思っているのでよろしくお願いします!